2024年の実績と2025年の予定

2024年の実績

登録ユーザー

2月19日にリリースされたnb196により、MITのApp Inventor(https://ai2.appinventor.mit.edu/)でも日本語がサポートされるようになり、登録ユーザーが減少するのではないかと懸念していました。しかし、2024年は年間で1,776人の新規登録ユーザーを獲得することができました(2024年12月29日現在)。当初目標としていた1,500人以上の新規登録者数を無事達成でき、累計登録ユーザー数は8,816人に達しました。

新しいマネタイズの試み

勉強会

Zoomを利用したオンライン勉強会を、3月から6月までの間に計12回実施しました。有料勉強会は10回(1名あたり1時間$20)、無料勉強会は2回開催しました。フィードバックは良好でしたが、参加者数が予想を下回り、開催準備の負担が大きかったため、勉強会は中止しました。ただし、ユーザーと直接コミュニケーションを取る貴重な機会となり、大きな意義がありました。

会員サイト

日本語化プロジェクトにより作成した日本語ページを会員専用サイトに移行し、10月から有料会員登録の販売を開始しました。すべてのコンテンツは著作権上の問題が生じないように書き直しています。会員種別は、無料、シルバー、ゴールド、プラチナの4種類です。開始から3ヶ月で無料会員数は110名に達し、有料会員登録も順調に進み始めています。

これに伴い、チュートリアルなどのコンテンツを積極的に充実させています。10月以降の3ヶ月間で、新たに計9件のApp Inventor 2チュートリアルを公開しました。このペースを維持し、今後も継続的にチュートリアルを公開していく予定です。

日本語コンテンツ

会員サイトに以下のコンテンツを追加しました:

バージョンアップ

nb196から現行のnb199aまで、6回のバージョンアップを実施しました。

2025年の予定

状況の変化によって柔軟に変更します

登録ユーザー

新規登録ではメールアドレスを取得できるため、これを会員サイトへのセールスリード獲得手段として活用します。そのため、新規登録に関しては特に目標値を設定していません。

バージョンアップ

引き続きMITのバージョンアップに合わせて日本語版の更新を継続します。

マネタイズ

有料会員登録の販売を伸ばすため、以下の具体的な施策を実施します:

  • メルマガの定期配信
    • 週に1本程度のメルマガを登録ユーザーに送付し、会員サイトのコンテンツを積極的に紹介します。この取り組みを通じて、有料会員登録への誘導を図ります。
  • コンテンツの定期追加
    • 週に1本程度のペースでチュートリアルやその他のコンテンツを追加します。その際、ChatGPTやGeminiなどのAIツールを活用し、コンテンツ制作の効率化を図ります。また、これらのAIツールを活用したプロセスそのものをコンテンツとして公開し、ユーザーにとって新たな学びの機会を提供します。
  • 英語版会員サイトの展開
    • 日本語で制作したコンテンツを英語化し、英語版の会員サイトで公開します。これを通じて、英語圏のユーザーを対象に有料会員登録を促進し、グローバル市場での利用拡大を目指します。

MIT App Inventor 2日本語化プロジェクト 代表 宮島 隆

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